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ドメインがclientHoldで表示されない原因と解除手順

契約期限もサーバーも有効なのに、突然サイトとメールが使えなくなった場合は、ドメインにclientHoldが設定されていないか確認してください。clientHoldはサーバー障害ではなく、ドメインのDNS公開を停止する状態です。この記事では、実際にこのサイトで発生した事例をもとに、原因の切り分けから解除後の確認まで解説します。

clientHoldとは何か

clientHoldはドメインの状態を表すEPPステータスの一つです。ICANNの説明では、レジストリに対してドメインをDNSで有効化しないよう指示する状態で、設定中は名前解決ができません。そのため、Webサーバーが正常でもサイトへアクセスできず、同じドメインを使うメールも届かなくなることがあります。

ブラウザには「サーバーのIPアドレスが見つかりません」「DNS_PROBE_FINISHED_NXDOMAIN」などと表示されます。この症状だけではサーバー停止と区別しにくいため、次の順番で確認します。

  1. ドメインとレンタルサーバーの契約期限を確認する
  2. レジストラの管理画面でドメインステータスを確認する
  3. 登録メールアドレスに認証依頼が届いていないか検索する
  4. DNSの名前解決とサイト表示を別々に確認する

主な原因はドメイン情報のメール認証

新規取得、登録者情報の変更、メールアドレス変更などをきっかけに、登録情報が正しいか確認するメールが届くことがあります。指定期限までに認証しないと、不正確な登録情報を防ぐためドメインの利用が制限される場合があります。

ムームードメインを利用している場合は、コントロールパネルの「ドメイン操作」から「未認証ドメイン一覧」を確認します。受信箱だけでなく、迷惑メール、プロモーション、ゴミ箱も検索してください。認証メールの送信元や件名は変更される可能性があるため、管理画面に表示された最新案内を優先します。

認証メールが見つからないとき

  • WHOISに登録したメールアドレスが現在も受信できるか確認する
  • レジストラの管理画面から認証メールを再送する
  • メールアドレスを修正した直後は、新しい宛先への案内を確認する
  • 認証済みと表示される場合は、DNS設定や契約状態も確認する

認証用URLは第三者へ共有しません。メール内リンクが不審な場合は直接開かず、ブックマークや公式サイトから管理画面へログインして状態を確認するほうが安全です。

clientHoldの解除手順

  1. 利用中のドメイン管理サービスへ直接ログインする
  2. 対象ドメインの契約期限と支払い状況を確認する
  3. 未認証ドメイン一覧またはドメイン情報認証の画面を開く
  4. 登録メールアドレスへ認証メールを再送する
  5. 届いたメールの案内に従って認証を完了する
  6. 管理画面からclientHoldが消えたことを確認する
  7. DNS、Webサイト、メールを順番に再確認する

認証が完了しても、DNSキャッシュの影響で表示がすぐに戻らないことがあります。何度もDNSレコードを書き換えず、まずドメインステータスが解除されたかを確認し、少し時間を置いて別回線やパブリックDNSでも試します。ムームードメインの案内では、利用制限の解除後も環境によって反映に最大72時間ほどかかる場合があります。

コマンドで確認する方法

ターミナルを使える場合は、次のように名前解決を確認できます。example.comは自分のドメインに置き換えてください。

nslookup example.com
dig example.com A

IPアドレスが返らない間は、WordPressやテーマを修正しても直りません。IPアドレスが返るようになった後、ブラウザでHTTPS表示とメール送受信を確認します。

このサイトで実際に確認したこと

このサイトでは、ドメイン取得後に本番サイトへアクセスできなくなり、Google Public DNSでもNXDOMAINが返る状態になりました。サーバーのWordPressを修正する前にドメイン状態を調べたところ、clientHoldを確認できました。

登録メールアドレスの認証を完了した後、clientHoldが消え、AレコードのIPアドレスが返るようになりました。その後、トップページとサイトマップがHTTP 200で応答することまで確認しました。この経験から、サイトとメールが同時に止まったときは「WordPressより先にドメインとDNSを見る」ことが重要だと分かります。

再発を防ぐためのチェック

  • ドメイン管理会社からのメールを受信許可する
  • 登録者メールアドレスを常に受信可能なものに保つ
  • 更新期限と自動更新の決済方法を定期的に確認する
  • ドメイン、DNS、サーバーの管理先を記録しておく
  • 障害時は変更履歴と確認結果を時刻付きで残す

まとめ

clientHoldが設定されると、サーバーが動いていてもドメインは名前解決できません。契約期限、ドメイン状態、認証メールの順に確認し、認証後はDNSの反映を待ってWebとメールを再確認しましょう。原因がDNSにある間はWordPressを変更しないことが、復旧を遠回りしないポイントです。

参考にした公式情報

※本記事は2026年7月10日時点の公式情報と当サイトでの確認結果をもとに作成しています。

掲載内容は最終確認日時点の情報です。バージョンや環境によって表示・手順が異なる場合があります。重要な変更の前にはバックアップを取得してください。